ごろた石の幸せ

うつ病の末たどりついた静かな場所

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過保護が原因

子育てにおいて過保護があまり良くないことは皆が認識しているところではないかと思います。ですが「しつけ」を言い訳に虐待をする親が増えているような世の中ですから、なんでもかんでも厳しければいいというものでもありません。

では「過保護とは何か」。私は以前ネットで調べた中で誰の言葉かも存じませんが、「子供ができないことを親がするのが保護、子供ができることを親がするのが過保護」という整理が最も適切ではないかと思っています。

子供はいつまでも保護できるものではありません。自分が死んだ後も無事に生きていってもらうためには、共依存の関係を断ち、自立する方向へ成長を促さなくてはなりません。

ただ人間誰でも欠点があり、不得意なこともあります。ですから、五体満足じゃないから自立できないかというとそうではなく、実際に障害者の方々にも健常者よりも立派に自立している人は沢山います。つまり、できない部分は堂々と保護してもらい、できる部分は苦労しても自分でやることが「自立」なのだと私は思っています。


昨今のエネルギー問題について考えた時、現在の先進国の人々はこの「自立」ができていないように私は感じています。過去の地球が長い年月をかけて作り上げた化石燃料を湯水のごとく使い続け、それが底を尽きそうになると今度は廃棄する手段もないまま無責任に核燃料に手をつける。まるで金持ちのドラ息子が、親の残した土地を売り尽くし、ついには子孫の稼ぎをアテにして自分で返せる見込みもない借金にも手を出した。そんな風に思えます。

詰るとことろ、人類が自由に使えるエネルギーというのは太陽の恵み以外にないだろうと私も考えますが、それが「電気」に変換されることに私は若干の違和感を感じています。発見されてまだ間もない、生態系にどんな影響を及ぼすかもよくわかっていない「電気」を調子に乗ってどんどん使い続けて果たして大丈夫なのだろうか。サメやクジラのように微弱な電波を利用して獲物の位置を察したり方角を感知したりする生き物もいるのです。当の人間自身も電磁波による影響を少なからず受けています。地球という巨大な磁石の上で巨大な電流を流したら果たしてどうなるのだろう。

いつから現代人は電気なしでは生きられないようになったのでしょうか。「自分では作れない物」に囲まれて平気で生活できるようになったのはいつからでしょうか。現代人の生活は「依存」の上に成り立っています。

「自分のことは自分で」。幼稚園の教室の壁に貼ってある標語ような人生の基礎が、私も含め殆どの人ができていません。


我々が「エネルギー」と呼んでいるものを使用するには落差が必要で、高い位置にある物体は低い位置に移動することでエネルギーとして使えるようになります。高い位置にある物体が高い位置にあるままでは「仕事」は期待できません。

現代は、どんどん冷めていく地球とは裏腹に、地表は高エネルギーな状態にあります。本来は「そこにない」過去と未来のエネルギーを現代に注ぎこんだ結果エネルギーの底上げが起こり、使えない余計なエネルギーが増えてしまいました。夏は死ぬほど熱量が高いのに世間ではエネルギー不足が叫ばれ、地球温暖化が問題になっているのに豪雪で被害が出る。直感的に不自然な現象の数々は、同じところに原因があるような気がしてなりません。


自然発火する筈の山火事は人間の手によって護られ、酸素を増やす筈の森林は老木となり酸素を減らし、富栄養化により土壌も水も汚れていく。本来は「そこにない」栄養が、自然界のバランスを崩しているのです。


生まれながらに裕福な家庭に育った子供は、自分がどれだけ恵まれているかに気がつくことができません。些細なことで傷ついたり、すべてが自分の思い通りにならない事に腹を立てたりします。きっと元々のエネルギー位置が高すぎるのです。そんな子はたぶん充分に傷つき意気消沈し、持っているエネルギーが本来の位置にまで減った時に、今まで自分が充分に愛されていたことに気がつくことができるのではないかと私は思っています。

いつでもお姫様のように大切に扱われることが幸せじゃない。すべてが自分の思い通りに動くことが幸せじゃない。自分の思いのすべてを誰かに理解してもらえることが幸せじゃない。


「優しさ」だと思い込み求めていたものが、実は自分を不幸へ導く過保護ではないのか。本当の優しさとはどういったものか。改めて考えてみてもいい時なのかもしれません。


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